求核反応(読み)きゅうかくはんのう(英語表記)nucleophilic reaction

世界大百科事典 第2版の解説

きゅうかくはんのう【求核反応 nucleophilic reaction】

イオン反応のうちで,試薬攻撃を受ける基質の反応部位が電子不足の(形式的には正電荷を帯びた)状態にあり,負電荷をもつイオン種または非共有電子対をもつ試薬が基質に電子を与えるような反応をいう。親核反応アニオノイド反応anionoid reactionと呼ばれたこともある。ルイス塩基として働く電子供与性試薬は求核試薬nucleophile(nucleophilic reagent)と呼ばれる。おもな求核試薬を表に示す。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

化学辞典 第2版の解説

求核反応
キュウカクハンノウ
nucleophilic reaction

アニオノイド反応,親核反応ともいう.求核試薬(アニオノイド試薬)によるイオン反応をいう.求核反応としては,ハロゲン化アルキルアルカリによる加水分解反応,アセトアルデヒドアンモニアやシアン化物イオンが付加する反応,ニトロ基のような電子求引性の置換基を多くもつ芳香族化合物求核置換反応などがよく知られている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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