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古代法 こだいほう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

古代法
こだいほう

「楔形文字法ユダヤ法ローマ法」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

こだいほう【古代法】

日本では7世紀末から8世紀初めにかけて,中国の隋・唐の律令法を模範とする体系的な法典としての律令法典が編纂され,施行された。この律令法の施行期を,中国律令法を継受して成った法の施行時期という意味で〈継受法の時代〉ということができるとすれば,それ以前は〈固有法の時代〉ということができる。日本古代における法の発達は,このように律令法を境として2期に大別することができるが,しかしこの区分はかなり便宜的なものであることをも,承知しておく必要があろう。

こだいほう【古代法 Ancient Law】

イギリスの歴史法学派の祖とされるH.J.S.メーンが1861年に公刊した主著。その正式名は《古代法,その初期社会史とのつながりおよび近代諸観念との関連》である。内容は副題が示すように,ローマ法を中心にしてインド法,聖書,ゲルマン法などの古代法に反映している人類初期の諸観念およびその発展,初期社会の構造,それら観念の法発展への影響および近代法との関連,法発展の要因などを解明しようとしたものである。その結論としてメーンが,過去の社会および法発展を〈身分から契約へ〉という標語で一般化したことは,あまりにも有名である。

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世界大百科事典内の古代法の言及

【社会主義法】より

…社会主義法という概念は,旧ソ連において1930年代に確立され,その後広く用いられるようになった概念である。 ソ連では,十月社会主義革命後のソビエト政権下の法は〈プロレタリア法〉〈ソビエト法〉という概念でとらえられていた。それは,社会主義社会建設の完成によって国家と法が〈死滅〉するに至るまでの〈過渡期の法〉とみなされ,しばしば,かっこつきの〈ブルジョア法〉として批判的に認識されていた。30年代に入って,ソ連で社会主義が基本的に実現された,という認識のうえに,新しい段階の法体系を確立する必要が唱えられ,これを〈ソビエト社会主義法〉ととらえ,ひるがえって革命後の法形成全体を社会主義法の形成・発展とみる考え方が確立されてゆく。…

【家族】より

…しかしその後の人類学者の研究の結果,彼の学説には否定的見解が多く出されている。 家族についての先駆的研究としては,これ以前に代表的なものとしてバッハオーフェン《母権論》,H.J.S.メーン《古代法》(ともに1861),フュステル・ド・クーランジュ《古代都市》(1864)が挙げられよう。《母権論》は,原初的雑交Hetärismus期に次いで母権制あるいは女人政治制Gynaikokratieを想定し,父権制に先行するものとした。…

【契約】より

…法律的には後述のように債権・債務関係が発生することを意味する。
[契約行為と社会関係]
 イギリスの歴史法学者H.J.S.メーンは《古代法》(1861)において〈身分から契約へ〉という社会進化の図式を提示し,父権制社会の中で身分的に拘束されていた人間が解放される過程をえがいた。このメーンの書物のドイツ語版(1880)に影響を受けたドイツの社会学者F.テンニースは《ゲマインシャフトとゲゼルシャフト》(1887)において,法律的行為としての契約が合理的な法律関係の特質を示すと同時に,あらゆる合理的な社会関係の表現でもあることを説いた。…

※「古代法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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