Okinawa trough
琉球諸島の北側に沿って長さ約1,200km,幅約200kmに横たわる細長い海盆(凹地)。沖縄舟状海盆とも呼ばれる。東シナ海の広大な陸棚と琉球諸島の間を占め,北端は別府-島原地溝帯に,南端は台湾島の衝突境界に連続する。吐喝喇(とから)海峡より以北を北部沖縄トラフ,吐喝喇海峡と慶良間(けらま)海裂の間を中部沖縄トラフ,慶良間海裂以南を南部沖縄トラフと呼ぶ。南西部が最も深く最大水深は約2,300m,北東部には琉球諸島に平行な数条の島・堆の列が存在する。1986年に伊平屋小海嶺東方の「なつしま海丘」における低温熱水湧水の発見を皮切りに,伊是名海穴,伊平屋北海丘,南奄西海丘,与論海穴,伊良部海穴,鳩間海穴,多良間海丘,八重山海丘,第四与那国海丘などから合わせて20を超える海底熱水サイトが発見されており,陸上の黒鉱鉱床のモダンアナログと考えられている。
執筆者:野崎 達生・木下 正高
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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