デジタル大辞泉 「沖縄トラフ」の意味・読み・例文・類語 おきなわ‐トラフ〔おきなは‐〕【沖縄トラフ】 琉球諸島の北西に長さ約1000キロメートルにわたって延びる細長い海底の凹地(トラフ)。東シナ海で最も深く、最大水深は約2200メートル。潜水調査船しんかい2000により、日本初のブラックスモーカーが発見された。沖縄舟状海盆。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「沖縄トラフ」の意味・わかりやすい解説 沖縄トラフおきなわトラフOkinawa Trough 東シナ海の海底を琉球列島の背後(西側)に沿うように細長く延びるトラフ。幅約 100km,水深は最深部で約 2700m。縁海が裂けつつあるために生じたくぼみで,まだ海洋底が拡大する段階にはいたっていないと考えられた(→海洋底拡大説)。しかし伊是名海穴で 330℃の熱水が噴出し,銅,鉛,亜鉛などの硫化物を沈殿するブラックスモーカーが確認されたことから,地下ではマグマの活動が活発であるとみられる(→海底熱水鉱床)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「沖縄トラフ」の意味・わかりやすい解説 沖縄トラフ【おきなわトラフ】 沖縄舟状海盆とも。琉球諸島の北西側にほぼ平行に分布する細長い海盆。最大水深は2000mを超える。地殻熱流量が大きく,海底から熱水が吹き出しているところも発見されており,拡大途中の縁海と考える研究者もいる。→関連項目海底熱水鉱床 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by