法堂(読み)ハットウ

大辞林 第三版の解説

はっとう【法堂】

禅寺で、住持が修行僧に教えを説き、指導にあたる建物。仏殿の後方にあり中心的なもの。他宗の講堂にあたる。

ほうどう【法堂】

経典を講ずる堂。 〔禅宗の「はっとう(法堂)」とは別物〕

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精選版 日本国語大辞典の解説

はっ‐とう ‥タウ【法堂】

〘名〙 仏語禅宗住持が修行者に法を説く道場をいう。七堂伽藍(がらん)では、仏殿の後方に建てられている。他の宗派の講堂にあたるもの。
正法眼蔵(1231‐53)安居「法堂(ハッタウ)にいたりて、法座の階前にして、面南叉手してたつ」

ほう‐どう ホフダウ【法堂】

〘名〙 仏語。経典を講ずる講堂。禅宗では「はっとう」とよむ。
※文華秀麗集(818)中・扈従梵釈寺〈藤原冬嗣〉「法堂寂寂煙霞外、禅室寥寥松竹間」 〔八十華厳経‐七五〕

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世界大百科事典内の法堂の言及

【講堂】より

…仏教寺院において経法を講じ,法会,儀式を行う主要な堂の一つ。講法堂とも呼ばれ,禅宗寺院では法堂(はつとう)と呼ばれる。古代には金堂や塔のすぐ背後におかれ,多くは正面8間以上の大規模な正面性の強い建築であった。…

【禅宗寺院建築】より

…五山は国家鎮護の道場として朝廷と幕府の官寺格となって手厚く造営され,伽藍も完備した大規模なものとなった。 禅宗寺院の伽藍は,背面に丘を負い前面へゆるい勾配で下がる寺地に,古代伽藍同様に中心軸上に総門,三門(山門),仏殿,法堂(はつとう)を配する。三門から回廊が出て前庭を囲み,仏殿または法堂に達する。…

※「法堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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