デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「法蓮」の解説 法蓮(1) ほうれん ?-? 飛鳥(あすか)-奈良時代の修験者。呪術(じゅじゅつ)で人々の病気をなおした功績により,大宝(たいほう)3年(703)豊前(ぶぜん)の田野約40haを,養老5年宇佐君の氏姓をあたえられた。彦山(ひこさん)で修行したとつたえられ,霊仙寺の開山(かいさん)ともされる。 法蓮(2) ほうれん 仏教説話上の僧。法相(ほっそう)宗。「法華験記(ほっけげんき)」によると,大和(奈良県)興福寺の僧で,故郷の陸奥(むつ)にかえって,もと元興(がんごう)寺の僧光勝と法華経と金光明経の優劣を稲作の出来によってきそい,法蓮の法華経がまさったという。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by