デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「泰山元孚」の解説
泰山元孚(初代) おおやま-もとざね
寛保(かんぽう)元年生まれ。大山元教の子。常陸(ひたち)水戸の人。江戸にでて奈良派にまなび,帰郷して赤城軒派を隆盛にみちびく。奈良派,浜野派,横谷派の作風をとりいれた。姓を大山から泰山にあらためた。文政13年1月13日死去。90歳。通称は新右衛門,治兵衛。号は赤城軒,東陽斎元春,東愚など。名は「もとたか」ともよむ。
泰山元孚(2代) おおやま-もとざね
初代泰山元孚の子。常陸(ひたち)水戸の人。初代が長命であったため,その代作がおおい。嘉永(かえい)4年3月5日死去。初名は元易。通称は藤三郎,新右衛門。号は赤城軒。名は「もとたか」ともよむ。
泰山元孚(3代) おおやま-もとざね
2代泰山元孚の3男。常陸(ひたち)水戸の人。慶応元年4月12日死去。通称は金次郎,新右衛門。号は赤城軒。名は「もとたか」ともよむ。