泰山元孚(読み)おおやま もとざね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「泰山元孚」の解説

泰山元孚(初代) おおやま-もとざね

1741-1830 江戸時代中期-後期の装剣金工。
寛保(かんぽう)元年生まれ。大山元教の子。常陸(ひたち)水戸の人。江戸にでて奈良派にまなび,帰郷して赤城軒派を隆盛にみちびく。奈良派,浜野派,横谷派の作風をとりいれた。姓を大山から泰山にあらためた。文政13年1月13日死去。90歳。通称は新右衛門,治兵衛。号は赤城軒,東陽斎元春,東愚など。名は「もとたか」ともよむ。

泰山元孚(2代) おおやま-もとざね

?-1851 江戸時代後期の装剣金工。
初代泰山元孚の子。常陸(ひたち)水戸の人。初代が長命であったため,その代作おおい嘉永(かえい)4年3月5日死去。初名は元易。通称は藤三郎,新右衛門。号は赤城軒。名は「もとたか」ともよむ。

泰山元孚(3代) おおやま-もとざね

?-1865 江戸時代後期の装剣金工。
2代泰山元孚の3男。常陸(ひたち)水戸の人。慶応元年4月12日死去。通称は金次郎,新右衛門。号は赤城軒。名は「もとたか」ともよむ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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