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泰州 たいしゅうTài zhōu

世界大百科事典 第2版の解説

たいしゅう【泰州 Tài zhōu】

中国,江蘇省中南部の市。人口27万(1994)。長江(揚子江)北岸,揚州の東に位置する。長江北岸のデルタ南岸のデルタに比べ伸長が遅れ,漢代にはこの付近はようやく陸化したばかりであった。海岸の低湿地では製塩が行われ,前漢初期,呉王劉濞(りゆうび)(前215‐前154)が開発を進め,運河を開いて灌漑も進めたという(運塩河,今の通揚運河の前身)。同時にこの地に海陵県が置かれ,一時期廃されたものの,以後元代まで存在した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

泰州
たいしゅう / タイチョウ

中国、江蘇(こうそ)省中部の地級市。里下河(りかが)平原の南縁に位置する。海陵(かいりょう)、高港(こうこう)、姜堰(きょうえん)の3市轄区のほか、興化(こうか)市など3県級市の管轄代行を行う(2016年時点)。人口508万5100(2014)。市の南方を通揚(つうよう)運河、北方を新通揚運河が流れる。漢代に海陵県が置かれ、五代の南唐以後、泰州の治所となった。1949年、泰県より分離して泰州市が置かれた。淮南(わいなん)地区の水上交通の一中心地で、周囲の農村では米、綿花、ジュート、ナタネ(アブラナ)の生産が多い。紡績、冶金、食品、建材、製薬、機電などの工業が発達し、さらに、市の西郊に泰州医薬工業区が建設された。[林 和生・編集部]

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