改訂新版 世界大百科事典 「洪武正韻」の意味・わかりやすい解説
洪武正韻 (こうぶせいいん)
Hóng wǔ zhèng yùn
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…伝統的な字音の体系を,時代,地域に応じて多少の変容を加えたものだともいいうる。そのような韻書の代表的なものとして,熊忠《古今韻会挙要》(1297),周徳清《中原音韻》(1324),楽韶鳳らの撰《洪武正韻》(1375),樊騰鳳《五方元音》(17世紀半ばすぎ)などが後につづく。一方で,字書的肥大化を排し,実用簡略化をめざした詩韻の流れがある。…
…子音を表す23母字は,《訓民正音》所載のハングル初声字の例字と合致し,ハングルの成立過程に本書が深く関わっていると考えられる。本書の成立には明の《洪武正韻》(1375)の影響も大きく,書名もこれに倣っている。以前は巻一,巻六の残巻しかなかったが,1972年に完本が発見され,その影印本がある。…
※「洪武正韻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」