浜岡原発

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

浜岡原発

中部電力(名古屋市)唯一の原子力発電所。沸騰水型炉(BWR)4基、改良型沸騰水型炉(ABWR)1基の計5基がある。1、2号機は2009年に運転を終了し、廃炉作業中。南海トラフ巨大地震の想定震源域に位置し、東京電力福島第一原発事故を受けた政府の要請によって11年5月に全基が停止した。再稼働を目指す中部電は標高22メートルの防波壁を築くなど、4千億円を投じて安全対策工事を進めている。

(2016-07-21 朝日新聞 朝刊 1社会)

浜岡原発

中部電力(名古屋市)唯一の原子力発電所。沸騰水型炉4基、改良型沸騰水型炉1基の計5基がある。1、2号機は2009年に運転を終え、廃炉作業中。核燃料は全て搬出済みで、原子炉解体撤去、建屋の解体撤去まで約30年の工期を見込む。3~5号機は東京電力福島第一原発事故を受けた政府の要請で11年5月に停止した。中部電は再稼働を目指し、約4千億円を投じて安全対策工事を進めている。

(2016-11-20 朝日新聞 朝刊 静岡・1地方)

浜岡原発

2011年の東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故後、民主党政権の菅直人首相(当時)が運転停止を要請し、中部電力が受け入れた。1~2号機は廃炉作業が進み、6号機の新設計画はストップした。中部電は3~5号機の再稼働を目指し、総額約4千億円をかけて津波対策など新規制基準を満たす工事を進めている。

(2017-06-21 朝日新聞 朝刊 5総合)

浜岡原発

東京電力の原発と同じ沸騰水型。5号機まであるが、1、2号機は2009年1月に運転を終了し、廃炉作業中。東海地震の想定震源域の真上にあり、11年3月の東日本大震災を受けて当時の菅直人首相が停止を要請し、同年5月14日に全炉停止した。中部電力は防波壁建設など安全対策を進め、原子力規制委員会に対して14年2月に4号機、15年6月に3号機の安全審査を申請し、現在審査が続いている。

(2018-05-14 朝日新聞 朝刊 静岡・1地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

百科事典マイペディアの解説

浜岡原発【はまおかげんぱつ】

静岡県御前崎市にある中部電力の原子力発電所。浜岡原子力発電所。1〜5号機の5基があり,1〜4号機はいずれも沸騰水型軽水炉で,1号機は1976年,2号機は78年,3号機は87年,4号機は93年に営業運転が開始された。2005年運転開始の5号機は改良型沸騰水型軽水炉である。1号機・2号機は2009年に運転終了,廃炉手続き中である。08年に1号機・2号機の代替として6号機を建設することが発表されている。将来発生することが確実視されている東海地震の予想される震源地域内にあり,さらに敷地内に活断層があるとの地震学者によって指摘されている。また福島第一原発の大事故が,東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖大地震による津波をひとつの要因として起こったこともあり,同原発の立地から地震・津波への抜本的対策が緊急に求められ,国の原子力政策の見直しの一つの焦点としても注目された。2011年5月6日,菅首相は,中部電力に対して,東海地震の発生予想確率の高さを理由として,浜岡原発原子炉すべての停止を要請,9日,中部電力はこの要請を受け入れ,運転中の4,5号機を停止した。中部電力は7月,18mの地上高の防波壁を12年12月までに作る計画など津波に対する安全性を確保する対策を講じて,運転再開をめざすとしている。
→関連項目中部電力[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

御一人様

「一人」を敬って、また丁寧にいう語。おひとかた。[補説]飲食店などで一人客を指していうことから、近年、「遊園地などグループ利用の多い施設を、一人で利用して楽しむ人」「精神的に自立しており、一人で行動で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

浜岡原発の関連情報