浜頓別町(読み)はまとんべつちよう

日本歴史地名大系 「浜頓別町」の解説

浜頓別町
はまとんべつちよう

面積:四〇一・五六平方キロ(境界未定)

昭和二六年(一九五一)枝幸えさし頓別村が町制を施行し、改称して成立。宗谷支庁の中央部に位置し、東はオホーツク海に面し、北は宗谷猿払さるふつ村、南は枝幸町・歌登うたのぼり町・中頓別なかとんべつ町、西は留萌支庁天塩郡幌延ほろのべ町に接する。国道二七五号が中頓別町から頓別川に沿って北上し、クッチャロ湖南東部の市街で国道二三八号につながる。東西に主要道道豊富とよとみ―浜頓別線が通る。町域の約六一・二二パーセントが山林、〇・三一パーセントが宅地(平成一三年度「宗谷の統計」)。明治二年(一八六九)八月北見国枝幸郡に属し、同年九月加賀金沢藩の支配地となった。翌三年六月開拓使直轄となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浜頓別町」の意味・わかりやすい解説

浜頓別〔町〕
はまとんべつ

北海道北部,オホーツク海にのぞむ町。 1951年頓別村を改称して町制。地名はアイヌ語トーウンベツ (沼から出る川の意) に由来。頓別川の河口付近に位置し,ケガニサケ,マスなどの水揚げが多い。寒冷な気候のため,テンサイジャガイモなどの栽培がわずかに行われ,酪農,乳業が主産業。ハクチョウの飛来地で知られるクッチャロ湖や,ベニヤ原生花園があり,北オホーツク道立自然公園に属する。国道 238号線,275号線が通る。面積 401.64km2(境界未定)。人口 3448(2020)。

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