デジタル大辞泉
「クッチャロ湖」の意味・読み・例文・類語
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クッチャロ湖
くつちやろこ
オホーツク海沿岸北部、浜頓別町市街の西側にある湖。浜頓別湖とも称する。沿岸北部にある大小の湖沼群のうち最大で、海岸砂丘と低平な丘陵に挟まれた潟湖。東側の大沼(最大水深一・二メートル)、西側の小沼(最大水深二・一メートル)の二つに分れ、面積一五・七平方キロ、水面高二・七メートル、周囲二九・三キロ。大沼と小沼は細い水路で結ばれている。大沼湖尻と海はクッチャロ川で接続し、湖水は鹹水である。一二月下旬から三月上旬までは全面氷結する。湖面と沿岸帯を合せた一六〇七ヘクタールが国設鳥獣保護区特別地域ならびに北オホーツク道立自然公園特別地域に指定され、平成元年(一九八九)にはラムサール条約登録湿地となった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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百科事典マイペディア
「クッチャロ湖」の意味・わかりやすい解説
クッチャロ湖【クッチャロこ】
北海道浜頓別町にある潟湖。オホーツク海に面した頓別平野の南部に位置し,水域は大きく2ヵ所に分かれ,北は小沼,南は大沼と称する。両方を合わせた面積は13.40km2で,厳冬期には全面結氷する。淡水湖だが,満潮の際にはオホーツク海とを繋ぐクッチャロ川から海水が流入する。渡り鳥の中継地として知られ,特に日本での越冬を目的にシベリアから渡ってくるコハクチョウの日本最北端の中継地となっている。1989年7月にラムサール条約登録湿地となる。
→関連項目浜頓別[町]|ラムサール条約
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クッチャロ湖
くっちゃろこ
北海道北部、宗谷(そうや)総合振興局管内の浜頓別町(はまとんべつちょう)にある湖沼。頓別沼ともいう。周囲約27キロメートル、面積13.3平方キロメートル。南から延びる半島によって南部の大沼と北部の小沼に分かれ、両部分は狭い水道で結ばれる。水深は大部分が2メートル以内、褐色を帯びた汽水をたたえ、大沼からクッチャロ川、さらに頓別川の河口を経てオホーツク海に通じているが、満潮時には塩水が湖内に逆流する。北オホーツク道立自然公園の一部で、周辺には未開発の湿原が残されている。道内有数の野鳥生息地で、渡り鳥観測ステーションが設けられている。1989年(平成1)日本で3番目にラムサール条約登録湿地となった。クッチャロは「のどもと」を意味するアイヌ語に由来し、湖沼の水の出口をさす。
[岡本次郎]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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クッチャロ湖
(北海道枝幸郡浜頓別町)
「ラムサール条約湿地」指定の地域遺産。
大規模ガンカモ渡来地。国指定浜頓別クッチャロ湖、鳥獣保護区浜頓別クッチャロ湖特別保護地区
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報
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出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のクッチャロ湖の言及
【浜頓別[町]】より
…海岸部ではサケ・マス,ケガニ,ホタテガイなど,オホーツクの豊富な水産資源を利用する漁業が営まれ,内陸部では大規模な土地改良による酪農が盛ん。ハクチョウの飛来で知られるクッチャロ湖,6~7月にはハマナス,ヒオウギアヤメなどが美しいベニヤ原生花園,[神威(かむい)岬]などの景勝地があり,北オホーツク道立自然公園に含まれる。またクッチャロ湖畔には先住民族の竪穴住居跡群と縄文時代の日ノ出貝塚がある。…
※「クッチャロ湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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