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浦山古墳 うらやまこふん

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国指定史跡ガイドの解説

うらやまこふん【浦山古墳】


福岡県久留米市上津町にある古墳。筑後平野の南を限る耳納(みのう)山脈西端の明星山・飛岳(とびだけ)から派生した、俗に茶坊主山と呼ばれる小さな丘に所在する古墳。全長60mの帆立貝形古墳で5世紀後半の築造とされている。丘の頂上は一段高い円丘をなし、内部には西北に面して横穴式石室がある。石室内部の大きな家形石棺は、凝灰岩の蓋と身からなっている。蓋は四柱屋根形をなし、両側面に各々2個の突起を作り出し、身は四壁と底部をそれぞれ1枚石で組み合わせて前壁に窓口を構え、その左右に石柱をそなえ、閂(かんぬき)で石を支える複雑な構造をしている。身の内面には裝飾模様が陰刻されているが、側壁と奥壁の上下段は直弧文帯、中段は重圏文帯からなり、一部に朱彩の痕跡が遺存。前壁の内外面にも簡単な直弧文が陰刻されている。出土品には勾玉(まがたま)、金環、刀剣、甲冑などがある。この古墳は、石棺の構造が特異なことや内面に文様を有するなど、装飾古墳として価値が高いことなどから、1951年(昭和26)に国の史跡に指定された。JR九州新幹線ほか久留米駅から西鉄バス「二軒茶屋」下車、徒歩約5分。

出典|講談社
(C)Kodansha 2013.
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世界大百科事典内の浦山古墳の言及

【装飾古墳】より

…4種のうちでまず現れたのは,石棺直弧文(ちよつこもん)を彫刻したものである。これには,福岡県石人山(せきじんやま)古墳の家形石棺のように,棺蓋に直弧文を浮彫したものと,熊本県鴨籠(かもご)古墳の家形石棺のように,棺蓋に直弧文を線刻したものと,福岡県浦山(うらやま)古墳の家形石棺のように,棺身の内面に直弧文を線刻したものとがある。これらと前後して,横穴式石室の内部に安置場所を囲んで方形に立てめぐらした石障その他に直弧文を彫刻したものが現れた(石室)。…

※「浦山古墳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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