デジタル大辞泉
「浴びる」の意味・読み・例文・類語
あ・びる【浴びる】
[動バ上一][文]あ・ぶ[バ上二]
1 上から注がれた物を身に受ける。
㋐水・湯などを勢いよくからだに受ける。「シャワーを―・びる」「ひと風呂―・びる」「―・びるほど酒を飲む」
㋑細かいものや光などを全体に受ける。「車の舞い上げた土ぼこりを―・びる」「砲火を―・びる」「夕日を―・びる」
2 (打撃となるような)ある行為を受ける。「強烈な一発を―・びて倒れる」
3 感情的な言葉や質問などを続けざまに受ける。「罵声を―・びる」「喝采を―・びる」「視線を―・びる」
[用法]あびる・かぶる――どちらも、水・ほこりなどを全身に受けることを表すが、「かぶる」のほうが頭からくまなく覆い尽くす意味合いが強い。◇「水を浴びる」「ひと風呂浴びる」は、からだをきれいにしたり、くつろぐことを目的にからだに水をかけたり湯に入ったりすることである。「水をかぶる」は水垢離のように頭から多量の水をかけることで、「稲が水をかぶる」は水中に没するという意に使われる。◇「日差しを浴びる」「非難を浴びる」とはいうが、「かぶる」とはいわない。「波をかぶる」「責任をかぶる」とはいうが、「浴びる」とはいわない。
[類語]被る・掛かる
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あ・びる【浴】
- 〘 他動詞 バ上一 〙
[ 文語形 ]あ・ぶ 〘 他動詞 バ上二段活用 〙 - ① 湯、水などを体にかぶる。浴(あ)む。
- [初出の実例]「寝おきてあぶる湯は、はらだたしうさへぞおぼゆる」(出典:枕草子(10C終)二五)
- 「水あびよ藍干(ほす)上を踏ずとも〈釣雪〉」(出典:俳諧・曠野(1689)六)
- ② 湯をかぶる。転じて、風呂に入る。
- [初出の実例]「ひと風呂あびるから、支度をしてくれ」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉夏霜枯)
- ③ 光、ほこりなどを全身に受ける。また、非難、称賛などをまともに受ける。
- [初出の実例]「女房が夕日を浴びて」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)
- 「雷のやうな聴衆の喝采を浴(ア)びながら」(出典:茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉雄弁家の親孝行)
- ④ 刀、弾丸などで、全身に攻撃を受ける。比喩的に激しく攻撃を受ける場合にもいう。
- [初出の実例]「ばッさりあびる一太刀の、深手にウ、ウーンと反返る」(出典:人情本・明烏後正夢(1821‐24)初)
- ⑤ 大いに飲む。鯨飲する。
- [初出の実例]「『〈略〉なぜかこよひは酒がのみたくねへ。お盃ばかり。ハイそれへあげませう』『あがらんのかな』『ナニあびるくらいさ』」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)六)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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