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海水ウラン採取 かいすいウランさいしゅuranium extraction from seawater

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海水ウラン採取
かいすいウランさいしゅ
uranium extraction from seawater

海水中に含まれる3~3.5ppbというきわめて微量のウランを取り出す方法。地球上の全海水量を 1.37×109km3 とすると海水中に含まれるウランの総量は約 45億tと膨大な量になるため,ウラン資源確保の方策の一つとして研究開発が続けられてきた。ウランの回収法には,共沈法,吸着法,浮選法,溶媒抽出法などがある。吸着法が最も有望であり,含水酸化チタンやアミドキシム型キレート樹脂などの吸着剤が有効と考えられている。

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世界大百科事典 第2版の解説

かいすいウランさいしゅ【海水ウラン採取】

海水中に存在するウランを商業的に採取すること。海水1t中には平均3mg(平均濃度3ppb)程度のウランが含まれており,地球全体では海水中のウランの総量は約45億tに及ぶといわれる。これは地中に存在するウラン鉱の推定埋蔵量よりもはるかに多く,採取が経済的に可能であれば,ウランの原料事情は大きく変わることになり,1960年代より各国で研究が開始された。しかしこの採取にはいくつかの問題点がある。最も大きな問題は,ウランの濃度がきわめて希薄なため,大量の海水を処理しなければならないことである。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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