深長(読み)シンチョウ

精選版 日本国語大辞典 「深長」の意味・読み・例文・類語

しん‐ちょう‥チャウ【深長】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 奥深く含蓄のあること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「然れども広く事物にわたらんとせば、博文にして約礼をかくべし、此の間学者尤も意味深長なる処也」(出典:山鹿語類(1665)二一)
    2. 「其趣自然と深長(シンチャウ)なり」(出典:授業編(1783)三)
    3. [その他の文献]〔北史‐崔光伝論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「深長」の読み・字形・画数・意味

【深長】しんちよう(ちやう)

すぐれる。〔三国志、呉、陸伝〕(呂)對へて曰く、陸思深長、才は重をふに堪ふ。其の規慮るに、(つひ)に大任すべし。

字通「深」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android