広遠(読み)コウエン

デジタル大辞泉 「広遠」の意味・読み・例文・類語

こう‐えん〔クワウヱン〕【広遠/×宏遠】

[名・形動]物事規模が大きく、広く、奥深いこと。考えなどが広く奥深いこと。また、そのさま。「―な真理」「気宇―」
[類語]遠大幽遠深遠深長深奥

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精選版 日本国語大辞典 「広遠」の意味・読み・例文・類語

こう‐えんクヮウヱン【広遠・宏遠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 土地や物事の及ぶ範囲がひろく遠いこと。また、考えなどがひろく奥深いさま。
    1. [初出の実例]「軽皇子即知雄略宏遠、智計過人」(出典家伝(760頃)上)
    2. 「思慮宏遠(クヮウヱン)以て国家枢機に任ずるに足る」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉四)
    3. [その他の文献]〔国語‐晉語〕

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普及版 字通 「広遠」の読み・字形・画数・意味

【広遠】こうえん(くわうゑん)

ひろくはるか。〔国語、晋語八〕夫(そ)れ樂は以て山川の風を開き、以てを廣(かがや)かす。を風して以て之れを廣め、山川を風して以て之れをからしむ。

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