20世紀日本人名事典 「清原斉」の解説
清原 斉
キヨハラ ヒトシ
昭和期の日本画家
- 生年
- 明治29(1896)年6月25日
- 没年
- 昭和31(1956)年9月14日
- 出生地
- 茨城県竜ケ崎市塗戸町
- 別名
- 別号=斉草人
- 主な受賞名〔年〕
- 日本美術院賞〔昭和29年・30年・31年〕「出を待つ人々」「宵」「アイヌ」
- 経歴
- 大正4年松本楓湖に入門。12年楓湖没後、今村紫紅、速水御舟、小茂田青樹らに学ぶ。傍ら文筆活動も行い、12年「赤い鳥」同人、昭和5年には北原白秋主宰の歌誌「多磨」の会員となる。また3年頃より「面白倶楽部」「幼年の国」などに挿絵も描く。5年院展に初入選、15年再び入選し、17年より堅山南風に師事。戦後22年より院展に入選を続け、27年奨励賞、28年佳作。29年「出を待つ人々」、30年「宵」、31年「アイヌ」は3年連続して日本美術院賞を受賞した。31年院展同人。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報