済民(読み)サイミン

精選版 日本国語大辞典 「済民」の意味・読み・例文・類語

さい‐みん【済民】

  1. 〘 名詞 〙 民の苦しみを救うこと。
    1. [初出の実例]「静論其弊、深乖済民」(出典類聚三代格‐一九・弘仁一〇年(819)六月二日)

せい‐みん【済民】

  1. 〘 名詞 〙 人民の困苦難儀を救うこと。さいみん。〔許衡‐詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「済民」の読み・字形・画数・意味

【済民】せいみん・さいみん

民をすくう。〔書、武成〕惟(こ)れ爾(なんぢ)(ねが)はくは克(よ)く予(われ)を相(たす)けて、以て兆民を濟(すく)ひ、の羞(しう)(はじ)を作(な)す無(なか)らんことを。

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