渡辺喜恵子(読み)ワタナベキエコ

デジタル大辞泉 「渡辺喜恵子」の意味・読み・例文・類語

わたなべ‐きえこ〔‐キヱこ〕【渡辺喜恵子】

[1914~1997]小説家秋田の生まれ。本姓木下郷土に根ざした作風歴史小説などを執筆南部藩御用商人家族を描いた大河小説馬淵川」で直木賞受賞。他に「啄木の妻」「原生花園」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺喜恵子」の解説

渡辺喜恵子 わたなべ-きえこ

1914-1997 昭和-平成時代の小説家。
大正3年11月6日生まれ。昭和17年「いのちのあとさき」を発表。戦後三田文学同人となり,34年「馬淵川」で直木賞。「海の幸」「啄木の妻」などで,波乱の生涯をおくった女性たちをえがいた。ほかに「みちのく子供風土記」など。平成9年8月8日死去。82歳。秋田県出身。能代高女卒。本名は木下喜恵子。

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