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湖上住居 こじょうじゅうきょlake dwellings

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

湖上住居
こじょうじゅうきょ
lake dwellings

湖中に柱などを打ち,それを基礎にしてその上に建築した住居杭上住居ともいう。新石器時代青銅器時代スイスの住居が著名で,19世紀中頃の大干魃のときに多数発見された。長い間水中にあったため有機物の保存がよく,動植物の遺存体が数多く発見され,当時の生活環境,生活条件の復元に多大の資料を提供し,研究の進展に寄与した。住居位置は特殊ではあるが,同時代のほかの遺跡との差異はほとんどなく,生業は農耕が主で,狩猟,漁労は副次的であったことが明らかにされている。

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百科事典マイペディアの解説

湖上住居【こじょうじゅうきょ】

湖岸の湿地に建てられた住居で,形式としては杭上(こうじょう)住居に属する。新石器時代〜青銅器時代にスイスを中心としたアルプス高地の湖沼地帯の湖上住居が知られている。

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世界大百科事典内の湖上住居の言及

【杭上住居】より

…【杉本 尚次】
[先史時代の杭上住居]
 1853‐54年,スイスのチューリヒ湖の水面が異常に下がったことから,湖底に無数の杭が立って残り,周囲に莫大な量の新石器時代の土器,石器,木製品などが散乱している状況が見いだされたことを契機として,アルプスを中心とするスイス,ドイツ,北イタリアで,続々同種の集落遺跡が見いだされた。研究の当初は,湖水面上に家が立ち並んだものと理解されており,日本でもlake dwellingを訳した湖上住居の名が普及した。しかし,現在では湖畔に杭を立てその上に家を設けたとする説が最も有力であって湖上住居と呼ぶことが不適当となっている。…

※「湖上住居」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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