精選版 日本国語大辞典 「湯宿」の意味・読み・例文・類語 ゆ‐やど【湯宿】 〘 名詞 〙 温泉場にある宿屋。温泉を引いてある旅館。温泉宿。[初出の実例]「第一ここらも海は近いが、その湯宿(ユヤド)に寝転んで居て釣や網の船も見えるし」(出典:人情本・清談若緑(19C中)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「湯宿」の意味・わかりやすい解説 湯宿[温泉] (ゆじゅく) 群馬県北西部,利根郡みなかみ町の旧新治(にいはる)村にある温泉。含セッコウボウ硝泉,42℃。赤谷(あかや)川河畔,三国街道(国道17号線)沿いの三国温泉郷に含まれる。9世紀半ばに開湯したとの伝説が伝わるが,古くから三国街道の宿湯でもあった。1931年清水トンネルが完成し,上越線が全通してから首都圏からの静養客の利用が多くなった。付近には塩原多助の生家や墓碑,火防の霊場として知られる泰寧寺があり,背後の大峰山はハイキングの適地。JR上越線後閑(ごかん)駅からバスが通じる。執筆者:榊原 貴士 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報