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溶融塩炉 ようゆうえんろ molten salt reactor

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世界大百科事典 第2版の解説

ようゆうえんろ【溶融塩炉 molten salt reactor】

燃料としてウラントリウムの低融点塩類を溶融状態で使用する液体燃料原子炉。具体的にはLiF,BeF2,ThF4,UF4などのフッ化物の混合体で低融点のものが使われる(上記成分の混合比が,71.7,16.0,12.0,0.3各モルパーセントの場合,融点は約500℃である)。この原子炉は,燃料液体が冷却材,つまり熱輸送媒体を兼ねており炉構造を単純にできること,その温度が高いので熱効率がよいこと,減速材に黒鉛を使うことによりトリウムを親物質とする増殖炉とすることが可能であること,さらに乾式再処理工程を付設することにより,燃料を連続的に再処理できることなどの特徴を有する。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

デジタル大辞泉の解説

ようゆうえん‐ろ【溶融塩炉】

溶融塩核燃料物質を溶解させた液体燃料を循環させて熱を取り出す原子炉核燃料物質として、トリウムおよびウランフッ化物を用いる。1950年代に米国で開発された技術だが、トリウム資源が豊富にあることや、兵器に転用可能なプルトニウムの生成量が微量で核拡散抵抗性に優れていることなどから、第四世代原子炉一つとして開発が進められている。MSR(molten salt reactor)。

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世界大百科事典内の溶融塩炉の言及

【原子炉】より

…研究炉にも多い。溶融塩炉燃料が液状の溶融塩である原子炉。アメリカでかつて動いていたMSREが唯一のもので,現状で稼働中のものはない。…

※「溶融塩炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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