滑川温泉(読み)なめかわおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「滑川温泉」の意味・わかりやすい解説

滑川温泉
なめかわおんせん

山形県南端、米沢市(よねざわし)にある温泉吾妻(あづま)連峰の北東中腹、標高850メートル。前川上流の渓谷中にある一軒宿。江戸中期に大沢の郷士斎藤盛房が、川の岩を滑った際に発見したといわれ、その名がついた。磐梯(ばんだい)朝日国立公園に含まれ、付近には滑川大滝布引滝などあり、新緑紅葉期の渓谷美がすばらしい。泉質硫黄泉。JR奥羽本線峠(とうげ)駅から5キロメートル。

中川 重]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「滑川温泉」の意味・わかりやすい解説

滑川温泉
なめがわおんせん

山形県南東部,米沢市の吾妻山北麓前川の渓谷に沿う温泉。標高約 850mにある吾妻十湯の一つ。寛保2 (1742) 年発見と伝えられる。泉質は硫化水素泉。泉温は 45~55℃。神経痛リウマチ切り傷効能。約 300種を集めた高山植物園および紅葉が有名。吾妻連峰への登山口。

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デジタル大辞泉プラス 「滑川温泉」の解説

滑川温泉

山形県米沢市にある温泉。吾妻連峰の北東中腹、標高約850mに位置する。近く日本の滝100選に選定された滑川大滝がある。

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