潜流(読み)センリュウ

大辞林 第三版の解説

せんりゅう【潜流】

表面に現れない流れ。海洋の表層部の下を流れる海流。赤道潜流など。また、扇状地や河川敷などの砂礫されき層中に浸透した水の流れ。 → 伏流

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

潜流
せんりゅう
undercurrent

海面下を流れる海流を一般に潜流という。もっとも典型的な例は、太平洋と大西洋の赤道直下を東に向かって流れる赤道潜流である。インド洋でも北東季節風が吹く冬には存在する。赤道潜流の直上には、西に向かって南赤道海流が流れている。日本近海では、三陸沖で親潮の一部が黒潮の下方に潜入し亜北極中層水として南下する親潮潜流がある。[高野健三]

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世界大百科事典内の潜流の言及

【海流】より


[海流の分類]
 通常単に海流というと図1や図2に示したような海洋の表層に存在する流れを指すが,海流の中には表面に顔を出さずに流れているものもある。これを特に潜流と呼ぶ。赤道直下水深200mくらいの所には,表層を流れる南赤道海流とは反対方向の東向きに強い海流があることが確認されているが,これは一般に赤道潜流と呼ばれる。…

※「潜流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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