事典 日本の地域ブランド・名産品 「瀬戸染付焼」の解説
瀬戸染付焼[陶磁]
せとそめつけやき
瀬戸市・尾張旭市で製作されている。江戸時代後期の1807(文化4)年に加藤民吉が九州肥前の地で磁器製造を習得して帰り、南宋風の絵画をほどこす技術なども加わって急速に発展した。素焼きした生地の表面に直接筆で模様を描く下絵付けが特徴。藍色を基調に、花鳥・昆虫や風景を描く。1997(平成9)年5月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報