イギリスの批評家。博物学者で厳格なキリスト教徒の父フィリップ・ヘンリー・ゴスによって教育され,のちほとんど独学でフランス文学,北欧文学を身につけ,大英図書館員,商務省通訳官,上院の司書などを務めるかたわら,批評の筆をとり,《サンデー・タイムズ》をはじめとする新聞・雑誌を舞台にし,イギリス文壇に君臨した。当時もっとも幅広い教養と美意識の持主と目され,フランスの高踏派から象徴派の紹介,北欧のイプセン,ビョルンソンの移植,イギリス17世紀のジョン・ダンの再評価などに力があった。膨大な著作のなかで《17世紀研究》(1883),《イプセン》(1907),《肖像と素描》(1912)などの批評作品,父との葛藤を描いた自伝体小説《父と子》(1907)がとくに優れる。
執筆者:出淵 博
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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