デジタル大辞泉
「灰白質」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かいはく‐しつクヮイハク‥【灰白質】
- 〘 名詞 〙 脊椎動物の脳や脊髄で、神経細胞が密集している部分。灰白色を呈する。〔医語類聚(1872)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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灰白質
かいはくしつ
gray matter
神経細胞の細胞体が密集し,神経相互の接合部を形成しているところで,肉眼で灰色に見える。脊髄では横断面でH字状を呈し,神経線維の集合である白質がその周囲を囲んでいる。大脳,小脳では皮質として白質を取巻く一方,脳幹などでは白質内にも塊状に現れ,体内の諸領域から送られてくる情報の中継地点となる。これは核と呼ばれる。灰白質は脊椎動物の中枢神経系にあり,人間で最もよく発達している。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の灰白質の言及
【脊髄】より
…これは,この高さから上肢あるいは下肢にいく太い神経が出ているため,脊髄の中でこれらの神経を出す神経細胞の集団がよく発達しているからである。
[脊髄の横断面]
脊髄の横断面はほぼ楕円形で,神経細胞の密集したH字形の灰白質と,それをとりかこむ神経繊維の束からなる白質とからできていて,中央に中心管がある。また脊髄の後面と前面には縦に走る二つの溝があり,これによって脊髄は左右の半分に分かれる。…
※「灰白質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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