炉として使用された跡をいう。炉は人類が日常生活のために、火を制御・管理する設備で、地面を掘りくぼめた地床(じしょう)炉や石囲い炉などの形態がある。炉と認められるものは前期旧石器時代より存在する。日本でも旧石器時代の遺跡から炉が検出されているが、縄文早期までは屋外炉が一般的と考えられ、発見例は少ない。縄文前期以降には住居の中に炉が取り込まれ、通常は住居址の中央部に検出される。古墳時代以降になると住居内に竈(かま)も築かれるようになり、炉の役割の一部が分化する。現在のいろりや東南アジアの高床(たかゆか)住居の床面に据えられた火床(かしょう)も炉とみなされる。地表に痕跡(こんせき)が残らないため実証は困難であるが、古代にもこのような炉の形態も考えられる。
[植山 茂]
二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...