無慮(読み)ムリョ

デジタル大辞泉 「無慮」の意味・読み・例文・類語

む‐りょ【無慮】

[副]大きい単位だけでおおまかに数えるさま。おおよそ。ざっと。「無慮数万の軍勢
[類語]凡そほぼざっと大体大約大略かれこれ

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精選版 日本国語大辞典 「無慮」の意味・読み・例文・類語

む‐りょ【無慮】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) おもんぱかることがないこと。思いめぐらすことがないこと。無考えであること。また、そのさま。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕 〔荘子天地
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 あらまし総計をして細かくは計算しないさまを表わす語。およそ。大方。たいてい。
    1. [初出の実例]「陸奥大国。大小藩府、無慮二十」(出典:日本詩史(1771)五)
    2. [その他の文献]〔漢書‐馮奉世伝〕

ぶ‐りょ【無慮】

  1. 〘 副詞 〙むりょ(無慮)

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普及版 字通 「無慮」の読み・字形・画数・意味

【無慮】むりよ

おおよそ。

字通「無」の項目を見る

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