大約(読み)タイヤク

デジタル大辞泉 「大約」の意味・読み・例文・類語

たい‐やく【大約】

おおよそであること。あらまし。大体。「支出大約を算出する」
「此冬も―一万句に達し候事」〈子規・墨汁一滴〉
[類語]凡そおおよそあらまし概略大略大要大体一通り一応一般全般に総じて概して多くおしなべておおむね大概普通通例通常一体に総体・広く・遍く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大約」の意味・読み・例文・類語

たい‐やく【大約】

〘名〙 細部にこだわらず、おおよそであること。大略。あらまし。多く、副詞的に用いる。
暦象新書(1798‐1802)上「其一周の大約を算定して」
東京日日新聞‐明治一九年(1886)一一月一三日「又大約三千のシャン人は」 〔新書匈奴
[補注]「読・南総里見八犬伝‐一」に「大約二郡の民百姓」とあり、「大約」に「おほよそ」のよみが付いている。

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普及版 字通 「大約」の読み・字形・画数・意味

【大約】たいやく

おおよそ。

字通「大」の項目を見る

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