デジタル大辞泉 「無明長夜」の意味・読み・例文・類語 むみょう‐じょうや〔ムミヤウヂヤウヤ〕【無明長夜】 仏語。無明ゆえに生死流転していくことを、長い夜にたとえていう語。[補説]書名別項。→無明長夜むみょうちょうや むみょうちょうや【無明長夜】[書名] 吉田知子の短編小説。昭和45年(1970)発表。同年、第63回芥川賞受賞。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「無明長夜」の意味・読み・例文・類語 むみょう‐じょうやムミャウヂャウヤ【無明長夜】 〘 名詞 〙 根本的な無知のために衆生が生死流転していくことを長い夜にたとえていう。無明の長き夜。[初出の実例]「無明長夜の燈炬なり 智眼くらしとかなしむな」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)正像末) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「無明長夜」の解説 無明長夜 仏教で、衆生が根本的な無知のために煩悩に迷い、生死流転していくことを長い夜にたとえた語。 [使用例] 仏恩こそが無明長夜のただひとつの光りであることを、親鸞が人間としてその歩みを通じて体験したことによるからであった[丹羽文雄*新版 親鸞|1973] [解説] 「無明」とは存在の根底にある根本的な無知をいい、迷いの中にあって悟りを得ない状態、煩悩にとらわれている状態をさします。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報