無私(読み)ムシ

デジタル大辞泉 「無私」の意味・読み・例文・類語

む‐し【無私】

[名・形動]私的な感情にとらわれたり、利害計算をしたりしないこと。私心がないこと。また。そのさま。「無私な(の)態度で裁定する」「公平無私
[類語]無我無心滅私虚心虚心坦懐純粋無念無想無欲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無私」の意味・読み・例文・類語

む‐し【無私】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 個人的な情にひかれたり、私利私欲を図ったりすることがないこと。私心のないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「先づ趙幽王の二子を立て、次に朱虚東牟の二功臣を立て、其次に皇子を立られたぞ、是文帝の無私なり」(出典:史記抄(1477)八)
    2. [その他の文献]〔礼記‐孔子間居〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「無私」の読み・字形・画数・意味

【無私】むし

私心がない。

字通「無」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android