熱エネルギー(読み)ネツエネルギー

デジタル大辞泉 「熱エネルギー」の意味・読み・例文・類語

ねつ‐エネルギー【熱エネルギー】

内部エネルギーのこと。また、そのうち原子分子熱運動エネルギー
燃料を燃やしたときに生じる熱がもつエネルギー。

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共同通信ニュース用語解説 「熱エネルギー」の解説

熱エネルギー

日本の1次エネルギー供給のうち電力は44%、運輸が16%。残りの約40%が熱などの形になっており、その95%は石油石炭天然ガスという化石燃料エネルギー源になっている。家庭での給湯冷暖房に化石燃料が使われることが多い。最終的なエネルギー消費も5~6割が熱利用で、この脱炭素化が大きな課題になっている。

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精選版 日本国語大辞典 「熱エネルギー」の意味・読み・例文・類語

ねつ‐エネルギー【熱エネルギー】

  1. 〘 名詞 〙 ( エネルギーは[ドイツ語] Energie ) 分子・原子の熱運動、熱振動によって物体内に貯えられているエネルギー。
    1. [初出の実例]「折角気罐に投入せられた石炭の熱エネルギーも、不完全燃焼のために僅々その二割しか動力として現はれないといへば」(出典:煤煙(1927)〈三井米松〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熱エネルギー」の意味・わかりやすい解説

熱エネルギー
ねつエネルギー
thermal energy

物体のもつ内部エネルギーあるいはエンタルピー,あるいは物体に出入りするなどの総称

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