燕子花図屏風(読み)カキツバタズビョウブ

デジタル大辞泉 「燕子花図屏風」の意味・読み・例文・類語

かきつばたずびょうぶ〔かきつばたヅビヤウブ〕【燕子花図屏風】

江戸中期の画家尾形光琳代表作。紙本金地著色による六曲一双の屏風。「伊勢物語」の第9段、八橋和歌典拠とした作品国宝。根津美術館蔵。燕子花図

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「燕子花図屏風」の解説

燕子花図屏風
かきつばたずびょうぶ

尾形光琳(こうりん)の代表作。1701年(元禄14)の法橋叙任後の作品。金箔地六曲一双屏風にカキツバタのみを巧みに配した構成は,明快で斬新な意匠性に富む。図様は「伊勢物語」第9段にちなむともいわれ,のちの「八ツ橋図屏風」の先駆となる。根津美術館蔵。各隻縦151.2cm,横358.4cm。国宝。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「燕子花図屏風」の意味・わかりやすい解説

燕子花図屏風
かきつばたずびょうぶ

尾形光琳の代表作 (1701頃) の一つ。『伊勢物語』に取材するが物語性を排除し,8つの燕子花の群れのリズミカル配置と,金,緑青群青の明快な色彩効果を主題としている。6曲1双の金地の屏風。国宝。根津美術館蔵。

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デジタル大辞泉プラス 「燕子花図屏風」の解説

燕子花図屏風

江戸時代中期の絵師、尾形光琳の絵画(18世紀初頭)。「伊勢物語」の「八橋」の段を題材とした屏風絵。六曲一双。紙本金地着色。国宝。根津美術館所蔵。

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