デジタル大辞泉 「牟尼」の意味・読み・例文・類語 むに【×牟尼】 《〈梵〉muniの音写。賢者・聖者の意。寂黙と訳す》インドで、山林にあって沈黙の行をする人の称。釈迦しゃかの尊称。釈迦牟尼。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「牟尼」の意味・読み・例文・類語 むに【牟尼】 ( [梵語] muni の音訳。寂・黙・仁・仙などと訳す。聖者・賢者の意 )[ 1 ] 〘 名詞 〙 仏語。インドで、心身を静め沈黙の行を修する行者をいう。[ 2 ] 特に釈迦の尊称。釈迦牟尼。[初出の実例]「三千界中 唯仏是仰 十六会外 此経殊勝 非有非空 妙理冰換 天上天下 牟尼月明 既称二仁王一 神符救レ世」(出典:本朝文粋(1060頃)一三・臨時仁王会呪願文〈大江朝綱〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「牟尼」の意味・わかりやすい解説 牟尼むに サンスクリット語 muniの音写。聖者,仙人,修行者,隠棲者の意。通俗語源解釈によって「沈黙を守る人」と解された。仏教においては特に釈尊の称として用いる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報