物見櫓(読み)モノミヤグラ

デジタル大辞泉 「物見櫓」の意味・読み・例文・類語

ものみ‐やぐら【物見×櫓】

遠くを見渡すために設けた櫓。
[類語]望楼火の見やぐら灯台

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精選版 日本国語大辞典 「物見櫓」の意味・読み・例文・類語

ものみ‐やぐら【物見櫓】

  1. 〘 名詞 〙 警戒または偵察のために設けられた櫓。遠見櫓
    1. [初出の実例]「究竟の物見櫓(ものみヤグラ)ござんなれとかけ上る門の松」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三)

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「物見櫓」の解説

物見櫓
ものみやぐら

城郭で城外を見張るための櫓。眺望のきく隅櫓が使用されることが多い。櫓は矢倉とも書かれるように,本来は倉庫の機能と見張り台の機能の二つがあった。このうち見張りの役割をはたす櫓をいう。中世城郭では土の段を設けた物見台も多く使われた。近世城郭の天守は物見櫓の最大のもの。城門の脇にあって,軍勢監視をする着到櫓はこの一種

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