狗留孫山(読み)くるそんざん

改訂新版 世界大百科事典 「狗留孫山」の意味・わかりやすい解説

狗留孫山 (くるそんざん)

山口県西部,下関市の旧豊北町と旧豊田町の境界にある山。標高616m。御(お)岳ともいい,南東方の華(げ)山(713m)とともに豊田県立自然公園の一部で,国の名勝に指定されている。頂上を弥山(みせん)と呼び,古くから霊山として信仰の対象となっていた。樹林がうっそうと茂る南側の中腹に十一面観音を本尊とする真言宗名刹(めいさつ)修禅寺があり,夏は渓流カジカの声を聞き,秋は紅葉が美しい。山頂は本州最西端の展望台として,西方響灘から玄界灘眼下に,南方に遠く九州の連山が眺望できる。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「狗留孫山」の意味・わかりやすい解説

狗留孫山
くるそんざん

山口県西部、下関市の豊浦町、豊北(ほうほく)町、豊田町の3地区にまたがる山。標高616メートル。御岳(おだけ)ともいう。海上からもよく望まれ、山頂からは響灘(ひびきなだ)、玄界灘、九州の連山も眺望でき、豊田県立自然公園の一部をなす。国の名勝にも指定される。南中腹には807年(大同2)開創の名刹(めいさつ)修禅寺(しゅぜんじ)があり、付近一帯は、広く純林状をなすアカガシ群落で知られる。また、南麓(なんろく)を中国自然歩道が通る。

三浦 肇]

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