玉滴石(読み)ギョクテキセキ(その他表記)hyalite

翻訳|hyalite

デジタル大辞泉 「玉滴石」の意味・読み・例文・類語

ぎょくてき‐せき【玉滴石】

オパール蛋白石)の一種。強い輝きをもつ無色透明の含水石英で、球状やぶどう状をなして産出

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精選版 日本国語大辞典 「玉滴石」の意味・読み・例文・類語

ぎょくてき‐せき【玉滴石】

  1. 〘 名詞 〙 オパールの一種。無色透明で、岩の割れ目にぶどう状に集合して産出する。〔鉱物字彙(1890)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「玉滴石」の意味・わかりやすい解説

玉滴石
ぎょくてきせき
hyalite

ガラスのような透明なオパールの一種。ぶどう状、球状、鍾乳(しょうにゅう)状をなして産する。しばしば薄い青、緑、黄色を帯びていることがあるが、普通は乳白色ないし無色透明。紫外線ランプ照射によって、黄色~黄緑色蛍光を発することがある。普通のオパールに比較して水分の含有が少ないので、屈折率がやや高い。火山岩のすきまや花崗(かこう)岩ペグマタイト、火山噴気孔などに産する。外観がガラスに似ているので、英名はその意味のギリシア語に由来する。

松原 聰]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「玉滴石」の意味・わかりやすい解説

玉滴石
たまだれいし
hyalite

「ぎょくてきせき」ともいう。オパールなかで,ぶどう状や岩の表面に皮状に付着して産するもの。蛋白状の光沢がある。

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