生麦(読み)ナマムギ

デジタル大辞泉 「生麦」の意味・読み・例文・類語

なまむぎ【生麦】[地名]

横浜市鶴見区南西部の地名江戸時代東海道沿い漁村であったが、現在は海岸が埋め立てられて京浜工業地帯一部をなす。

なま‐むぎ【生麦】

手を加えてない、生の麦の実。

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関連語 シュク 名詞

精選版 日本国語大辞典 「生麦」の意味・読み・例文・類語

なま‐むぎ【生麦】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 なまのままの麦。煮たり煎ったりしていない麦の実。〔本朝食鑑(1697)〕
  2. [ 2 ] 神奈川県横浜市鶴見区南西端の地名。江戸時代は東海道川崎宿と神奈川宿との間宿(あいのしゅく)立場(たてば)で、東京湾に面する漁村であった。明治末期から海岸は埋め立てられて京浜工業地帯の一部となった。生麦事件の起こった地。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「生麦」の意味・わかりやすい解説

生麦
なまむぎ

神奈川県東部,横浜市鶴見区南西部の地区鶴見川の河口右岸にある。江戸時代は漁村で,東海道にのぞみ,幕末には生麦事件の場となった。第一京浜 (国道 15号線) 沿いに碑が立っている。工場住宅の密集地で,地先の埋立て地にはビール醸造,鉄鋼などの大工場が立地する。

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