田字草(読み)デンジソウ

デジタル大辞泉 「田字草」の意味・読み・例文・類語

でんじ‐そう〔‐サウ〕【田字草】

デンジソウ科多年草シダ水田池沼に生え、根茎泥中をはう。葉は長い柄をもち、4枚の小葉十字形につく。たのじも。かたばみも。よつばうきくさ。

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精選版 日本国語大辞典 「田字草」の意味・読み・例文・類語

でんじ‐そう ‥サウ【田字草】

〘名〙 シダ類デンジソウ科の落葉性多年生水草。本州四国、九州の暖地の水田や池沼に生える。茎は泥中を横に這い、長さ七~二〇センチメートルの柄を伸ばして水面光沢のある黄緑色の葉を浮かべる。輪生状に四枚の三角形の小葉をつけ、この十字に並んだ四小葉を田の字に見たててこの名が与えられた。夏から秋にかけ、葉柄下部子嚢果(しのうか)をつけた小枝を出す。漢名、蘋。たのじも。かたばみも。よつばうきくさ。〔訓蒙図彙(1666)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「田字草」の解説

田字草 (デンジソウ)

学名Marsilea quadrifolia
植物。デンジソウ科の浮葉性・抽水性多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報