田村平治(読み)タムラ ヘイジ

20世紀日本人名事典 「田村平治」の解説

田村 平治
タムラ ヘイジ

昭和・平成期の料理人 つきぢ田村(料亭)店主;日本料理研究会名誉師範



生年
明治38(1905)年3月3日

没年
平成8(1996)年2月18日

出生地
福井県小浜市

学歴〔年〕
高小卒

経歴
福井県小浜の魚問屋の息子として生まれる。14歳で京都瓢樹弟子入り以後、松清、音羽、伊勢半などで修業して上京、昭和7年より築地の藍亭料理長を務める。21年築地に懐石料理・つきぢ田村を開く。女子栄養大学講師、日本料理研究会名誉師範、同会常任相談役としても活躍。著書に「五味調和」「日本料理」「味一生」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田村平治」の解説

田村平治 たむら-へいじ

1905-1996 昭和-平成時代の料理人。
明治38年3月3日生まれ。京都,大阪で修業し,昭和21年東京築地に懐石料理の「つきぢ田村」をひらく。女性対象のミニ懐石を創始。28年民放テレビ初の料理番組に出演,女子栄養大の講師もつとめた。日本料理研究会名誉師範。平成8年2月18日死去。90歳。福井県出身。著作に「五味調和」など。
格言など】甘いものは甘く,からいものはからく,包丁は刃でなく腕で切れ(「日本料理入門」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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