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病原性大腸菌 びょうげんせいだいちょうきん pathogenic E. coli

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

病原性大腸菌
びょうげんせいだいちょうきん
pathogenic E. coli

大腸菌のなかでも下痢や腸炎などの原因となるものを特に病原性大腸菌という。グラム陰性で嫌気性の桿菌。ブドウ糖を発酵によって分解して酸とガスをつくり,大多数の菌は乳糖を分解する。O,KおよびH抗原によって血清型で分けられる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

病原性大腸菌

本来、大腸菌は腸管の中に生息していて、病気を起こすことはない。しかし、特に病原性が強くて下痢症の原因となるものがあり、これを下痢原性大腸菌という。さらにこの中には、腸管病原性大腸菌、腸管侵入性大腸菌、腸管毒素原性大腸菌、腸管出血性大腸菌がある。1996年夏、腸管出血性大腸菌O157による感染症が流行し、死者が出た。腸管出血性大腸菌に感染すると、菌が出すベロ毒素によって、血の混ざった下痢便が見られる。ウシ、ブタなどが保菌しており、その糞便などに汚染された肉類や、2次汚染された食品を介してヒトに感染するものと思われる。幼児や高齢者が発病しやすい。溶血性尿毒症症候群や脳症になると、致命的になることもある。この菌は75℃の熱で数分間で死滅するので、食品を十分加熱することで予防できる。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

びょうげんせい‐だいちょうきん〔ビヤウゲンセイダイチヤウキン〕【病原性大腸菌】

大腸菌のうち病原性を示すもの。飲食物や排泄物などによって媒介され人や動物に感染し、下痢などを引き起こす。→オーいちごなな(O157)

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百科事典マイペディアの解説

病原性大腸菌【びょうげんせいだいちょうきん】

化学的性質および学名は大腸菌だが,食中毒を引き起こす菌種をいう。腸管侵襲性大腸菌,腸管毒素原性大腸菌,病原血清型大腸菌,腸管出血性大腸菌の4種類に大別される。
→関連項目O-157食中毒

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大辞林 第三版の解説

びょうげんせいだいちょうきん【病原性大腸菌】

大腸菌のうち特定の抗原を持ち、ヒトや動物の腸管に感染して下痢の原因となるもの。飲食物によって媒介されるが、熱に弱い。 O - 157 はその代表的なもの。

出典|三省堂
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