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真誥 しんこうZhen-gao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

真誥
しんこう
Zhen-gao

道教経典。6世紀前半,中国,梁の陶弘景の編著。現行本では 20巻。真誥とは,「真人のお告げ」の意味。東晋の升平3 (359) 年に,南嶽夫人 (魏華存) やその他の真人が降臨して口授したものを,弟子の楊羲と許謐とが書写した筆録を,陶弘景が校訂,編集したものとされる。そこには,茅山 (南京の東南) を根拠として発展した道教の一派,上清派の教理が伝えられ,道教の各種の秘術の説明もあり,土地神信仰やフーチーの初例がそこにみえ,5世紀の中国江南の道教を知るには最も重要な資料である。ただし,現行本を陶弘景の真撰そのものと考えない見方もあり,事実,他書に引用されている部分が現行本と異なる分類法に従っている場合もある。

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世界大百科事典 第2版の解説

しんこう【真誥 Zhēn gào】

中国の書名。20巻。364年(東晋,興寧2),茅山(江蘇省句容県)で仙道修行中の許謐(きよひつ),許(きよかい)父子の霊媒楊羲(ようぎ)のもとに,南岳魏夫人をはじめとする真人たちが降臨して授けた誥(おつげ)を中心に,上清派道教の大成者陶弘景が5世紀末に編纂した書。真人同士で応酬した美麗な詩編で,天上および地下の世界のこと,仙道修行の指針など多方面の記事が載せられており,上清派道教の根本経典の一つである。

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