石清尾八幡神社(読み)いわせおはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「石清尾八幡神社」の解説

石清尾八幡神社
いわせおはちまんじんじや

[現在地名]高松市宮脇町一丁目

石清尾山の東麓に鎮座祭神仲哀天皇・応神天皇・神功皇后。旧県社。延喜一八年(九一八)に山城石清水いわしみず八幡宮の分霊を勧請し、野原のはら庄亀尾山の山頂に創祀、石清尾八幡宮と称したという(金毘羅参詣名所図会)。貞治二年(一三六三)細川頼之伊予の河野氏征討の途次当社に戦勝を祈願、河野氏平定の帰路立願成就の礼に立寄り、四月三日に臨時の祭を行った。この祭はのち細川頼之にちなんで俗に右馬頭祭といわれた。頼之は社殿を修造して神領を寄付し、笠居かさい佐料さりようの香西佐邦(のち友安氏を称する)祠官に定めたという(讃岐国名勝図会)。応安四年(一三七一)八月の細川頼之の禁制が残っており(石清尾八幡宮文書)、また頼之の寄付とされる甲冑や征矢を伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む