精選版 日本国語大辞典 「石灰海綿類」の意味・読み・例文・類語 せっかい‐かいめんるいセキクヮイ‥【石灰海綿類】 〘 名詞 〙 海綿動物の一綱。炭酸カルシウムを主成分とする多数の骨片で骨格を形成する海綿類。一般に小形で、単体あるいは群体をつくり、他物に付着する。海産。アミカイメン、ケツボカイメン、クダカイメンなどが含まれるが、有用なものはない。カンブリア紀以来化石が出ている。石灰海綿。〔英和和英地学字彙(1914)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石灰海綿類」の意味・わかりやすい解説 石灰海綿類せっかいかいめんるいCalcarea 海綿動物門石灰海綿綱に属する種類の総称。炭酸カルシウムを主成分とする石灰質の骨片で骨格をつくる。体は大部分が白く,長さ数 cmの管状の単体のものと,群体をつくるものとがある。骨片は桿状体,三輻体,四輻体などさまざまである。生殖は有性生殖と出芽による無性生殖とが行われる。ツボシメジカイメン,カゴアミカイメンなどが知られており,浅海の岩礁,海藻や船底などに付着するものが多く,水深 200m以深にすむものはまれである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by