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石灰海綿 セッカイカイメン

デジタル大辞泉の解説

せっかい‐かいめん〔セキクワイ‐〕【石灰海綿】

海綿動物のうち、骨格が炭酸カルシウムからなるもの。体内の構造は比較的簡単で、浅海に多い。アミカイメン・クダカイメンなど。

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大辞林 第三版の解説

せっかいかいめん【石灰海綿】

海綿動物のうち、炭酸カルシウムを主成分とする骨片をもつもの。カゴアミカイメンなど。 → 珪質けいしつ海綿

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石灰海綿
せっかいかいめん

海綿動物門に含まれる一綱Calcareaを構成する動物群。石灰質よりなる骨片を有し、尋常海綿綱や六放海綿綱のように大きな個体に成長するものはなく、大きくても10センチメートルまでである。外形は壺(つぼ)状のものが多く、色彩は白色または灰白色である。普通、海岸付近の海藻上によくみられる。オカダケツボカイメンSycon okadaiは、日本各地の内湾にもっともよくみられる種類で、カキ筏(いかだ)やブイなどに付着している。石灰海綿は、ほかの海綿類に比べて、体内の流水系の構造が単純なので比較的下等な海綿と考えてよい。流水系の構造と骨片の配列、骨片の形状は種によって異なるので、これらは重要な分類学的形質となっている。日本の沿岸からは約300種類の石灰海綿が知られている。[星野孝治]

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世界大百科事典内の石灰海綿の言及

【カイメン(海綿)】より


[分類]
 海綿動物は骨格の特徴から次の3綱に分けられる。 (1)石灰海綿綱Calcareaは炭酸カルシウムの骨片が組み合わさって骨格をつくる類で体は一般に小さい。構造は簡単なものから複雑なものまである。…

※「石灰海綿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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