デジタル大辞泉
「石組」の意味・読み・例文・類語
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いし‐ぐみ【石組】
- 〘 名詞 〙 日本庭園の造園技法の一つ。自然石を組み合わせて配置したもの。主として、滝、流水、池などの近くに設ける。岩組み。石くばり。石立て。〔日本の庭(1947)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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石組
いわぐみ
庭園用語。「いしぐみ」ともいう。庭園のなかに、2個以上の自然石を組み合わせて造形構成したものをいう。この構成は大きく二つに分けることができ、一つは宗教および思想的石組、もう一つは景致の石組である。前者は、蓬莱(ほうらい)神仙などを表現する道教石組、須弥山(しゅみせん)や三尊石組などの仏教石組、磐座(いわくら)、盤境(いわさか)、主神、四神相応などの神道石組、また陰陽石など独自なものもある。景致のほうは、滝、流れ、護岸、築山(つきやま)、岩島、橋などに組まれる石組をいい、美の表現をする。
[重森完途]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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