最新 地学事典 「磁気分離法」の解説
じきぶんりほう
磁気分離法
magnetic separation
鉱物の磁気分離は実験室的および工業的規模で非常に広く用いられ,最も重要な分離法の一つである。鉱物は高磁性鉱物(磁鉄鉱・磁硫鉄鉱),磁性鉱物(イルメナイト,クロム鉄鉱・アルマンディン),弱磁性鉱物(モナズ石・電気石),ほとんど非磁性鉱物(石英・ジルコン)に分けられる。個々の鉱物の磁化率は化学組成・包有物などによって多少異なる。高磁性鉱物は工業的には電磁石を用いて分離回収し,実験室では永久磁石を用いて集められる。磁性のより弱いものは工業的には磁気分離は行わず,実験室では通常アイソダイナミックセパレーターまたはハリモンド型分離器を用いて単体分離する。
執筆者:嶋崎 吉彦
参照項目:アイソダイナミックセパレーター
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

