礼典(読み)レイテン

デジタル大辞泉 「礼典」の意味・読み・例文・類語

れい‐てん【礼典】

礼儀に関するきまり。礼法。また、それを記した書物
サクラメントのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「礼典」の意味・読み・例文・類語

れい‐てん【礼典】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 礼儀に関するきまり。礼法。また、礼法を記した書物。
    1. [初出の実例]「儒行之道、深浅不同、礼典之文、長短無異」(出典本朝文粋(1060頃)三・弁耆儒〈大江挙周〉)
    2. [その他の文献]〔周礼‐天官・大宰〕
  3. 祭祀、供宴などの儀式。〔哲学字彙(1881)〕
  4. サクラメント

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普及版 字通 「礼典」の読み・字形・画数・意味

【礼典】れいてん

礼法。儀礼。〔晋書、阮籍伝〕裴楷曰く、阮に方外の士なり。故に禮典を崇(たつと)ばず。我は俗中の士なり。故に軌儀を以て自ら居ると。時人じて、兩(ふたつ)ながら得たりと爲せり。

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改訂新版 世界大百科事典 「礼典」の意味・わかりやすい解説

礼典 (れいてん)

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世界大百科事典(旧版)内の礼典の言及

【サクラメント】より

…聖書ギリシア語のミュステリオンmystērionということばがラテン語に訳されたとき,そのままラテン書きにされてミュステリウムmysteriumとされる場合もあったが,一方儀礼用語として軍隊でも使われ,法的誓約の意味を含むラテン語のサクラメントゥムsacramentumもテルトゥリアヌス(225ころ没)のころからミュステリオンの訳語として用いられ,これが後に神学用語として欧米諸語の語源となった。日本では,キリスト教でも教会によって秘跡(カトリック),礼典,聖礼典(プロテスタント),聖奠(てん)(聖公会),機密(ハリストス正教会)などとさまざまに訳されている。 新約聖書の中に使われているミュステリオンということばは,当時の密儀宗教の用語と同じことばであるが,同じ意味で使っていない。…

※「礼典」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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