祖師禅(読み)ソシゼン

デジタル大辞泉 「祖師禅」の意味・読み・例文・類語

そし‐ぜん【祖師禅】

祖師達磨の流れをくむ教外別伝きょうげべつでん不立文字ふりゅうもんじを主張し、言語文字によらず、直接師から弟子以心伝心で悟りが伝えられることを説く。南宗禅。

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精選版 日本国語大辞典 「祖師禅」の意味・読み・例文・類語

そし‐ぜん【祖師禅】

  1. 〘 名詞 〙 祖師達磨によって伝えられた禅。経典等の教義によらないで、以心伝心で悟るもの。如来禅
    1. [初出の実例]「進云。如来禅与祖師禅。相去多少」(出典:大燈国師語録(1426)上)
    2. 「今の俳諧は祖師禅の如し」(出典:俳諧・去来抄(1702‐04)修行)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「祖師禅」の意味・わかりやすい解説

祖師禅
そしぜん

六祖慧能系の五家七宗の南宗禅のこと。教外別伝,不立文字を立て,師資相承して法を伝える禅宗一つの流れ。

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